男 子    男子代表決定戦は、6年連続の春高出場を目指す王者福井工大付属福井高校と、春高初出場を目指す挑戦者の高志高校の激突となった。
1st set  1セット目、福井高校のサーブによる連続得点などで序盤から大きなリードを広げた。対する高志高校エース宮下と黒田のスパイクで追い上げるが、福井高校の勢いは止められず25−12で福井高校が先取した。
2nd set  2セット目も、福井佐々木の豪快なバックアタックで始まり、太田、山下、高溝が次々とスパイクを決め、中盤以降も優勢に進めた福井高校が連取した。
3rd set  3セット目、両校とも早い攻撃で得点を取り合う展開で始まったが、福井高校が山下のサービスエースで点差を広げ、交代で入った選手も活躍し25−10で福井高校が取り、セットカウント3−0のストレートで6年連続春高バレーへの切符を手にした。
文:熊谷 陽 
女 子    女子優勝決定戦は、昨年の覇者北陸高校と、9年ぶりの春高出場を狙う仁愛女子高校の戦いとなった。
1st set  1セット目、仁愛女子高校が序盤3連続ブロックなどでリードを広げた。さすがの北陸高校もセット中盤で2回のタイムアウトを使い切る苦しい展開となった。しかし中盤以降落ち着きを取り戻した北陸高校は、強いサーブから仁愛女子高校のレシーブ陣を崩し、8点差あったビハインドを跳ね返し25−21で1セット目を逆転で先取した。
2nd set  2セット目、完全に流れを引き戻した北陸高校は、攻めのサーブと堅い守備で仁愛女子高校の攻撃を封じ、多彩な攻撃で得点を積み重ねていった。終始リードを保った北陸高校が25−12で連取した。
3rd set  3セット目、序盤は一進一退の攻防が続くが、自力勝る北陸高校が次第にリードを広げていく。北陸高校は終盤まで集中力を切らすことなく、25−17で勝利し、4年連続で春高バレーへの切符を手にした。
文:倉田 教顕 
ゲーム内容